呑兵衛リーダーです。
前回の続きです。
5.カルシウムの吸収促進
カルシウムは骨や歯を丈夫にするほか、筋肉の弛緩・収縮、血液の凝固、神経への情報伝達など様々な働きをしています。カルシウム不足の状態が続くと、それだけ骨はもろくなり、健康にも影響を及ぼす事になります。
梅に含まれるクエン酸は、カルシウムの吸収を助ける作用があるので、梅を使った料理や梅酒でカルシウムの吸収をアップさせましょう。
6.胃腸の働きを整える
酸っぱい梅を想像するだけで口の中に唾液が出ます。この唾液にはいろいろな酵素が含まれていて、例えばアミラーゼという酵素はでんぷんの消化を助け、カタラーゼという酵素は活性酸素を抑制すると言われています。また唾液の分泌が増えることで、その刺激が胃にも伝わり、胃液の分泌が活発になります。
つまり梅の酸味は消化・吸収の準備を整えてくれます。
さらに梅干しに含まれる「シリンガレシノール」という成分がヘリコバクターピロリ菌を抑制することも分かり、胃がんの予防にも役立つのではないかと言われています。
7.リラックス効果
梅の独特の香りは、主にクエン酸とベンズアルデヒドという芳香成分によって生まれます。ベンズアルデヒドはアロマセラピーの精油にも使われていて、匂いを嗅ぐと脳からα波が出て、気持ちをリラックスさせてくれます。
8.肌の老化防止
唾液は消化を助けるだけでなく、ほかにも体にいい作用があります。
唾液にはパロチンという唾液腺ホルモンが含まれていて、たくさん分泌されるほど細胞の新陳代謝が活発になるため、別名「若返りのホルモン」ともいわれています。
梅の酸味で唾液の分泌が多くなれば、パロチンの分泌も増え、肌の角質化やシミ、しわを防ぎ、肌の老化を防ぐことができます。
<余談>
★梅酒はアルコールと砂糖による浸透圧を利用し、梅の実の旨みや有効成分に加え、種の成分まで充分に溶け込ませたお酒です。しかもアルコールは胃の粘膜からの吸収を助けるため、梅の有効成分をより多くとることができます。
★梅干しの種は「殻」と殻につつまれている「仁」という部分で構成されています。
仁は東洋医学で「梅仁」と呼ばれ生薬として用いられてきました。
梅仁は血液とリンパ液の両方の流れを促進する働きがあり、高血圧や動脈硬化の改善に効果があります。さらに体内の脂肪や水分の代謝を促進し、肥満を防いだり、肌の調子を整える効果も期待できます。
2回に分けて梅酒の効用を紹介しましたが
焼酎も梅酒も体にいいお酒ということがわかっていただけたでしょうか
ただどちらも飲み過ぎはよくないので、適量を飲んで健康維持に役立てて下さい
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回も梅酒の紹介です。
福岡県久留米市にある「紅乙女酒造」さんの
「紅乙女 梅酒」
1本
1470円
原材料:梅実、本格焼酎、糖類
容量:720ml、度数:18度
国内産の厳選された梅の実を使用し、
胡麻焼酎「紅乙女」に浸けて、
さらに熟成させました。
上品な酸味、甘味そして胡麻焼酎を用いたことによって、
味に奥行きのある梅酒となってます。
アルコール度数を18%と通常より若干高めに設定しているため濃厚なとろみがあり、口に含むとごま特有の香ばしい香りが抜けていきます。
この梅酒は「紅乙女の最高傑作」なんていう人がいるくらい、完成度の高い梅酒に仕上がっています。